*All archives* |  *Admin*

≪07  2017/08  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  09≫
--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007-06-23(Sat)

養護施設には被虐待児しかいないかのよう…

SANY0631

 Leiちゃんが紹介してくれたこの記事→を読んで、養護施設には、「家庭で虐待された子ども」しかいないんだなぁ… と思ったの。
 少なくとも、「臨床心理学」の専門家の関心は、
 家庭で虐待を受けて、養護施設に保護された子どもが心理的ケアを受けられないこと
 なんだと思った。

SANY0627
 
 昔は、孤児院と呼ばれて、親に捨てられた子どもたちの生活する場所であった養護施設は、いまでは、被虐待児と家庭虐待を表現する虞犯少年(少女)の生活する場所になり、要養護児は少数派となった観がする。
SANY0623
 
 以前、あたしたち施設全部育ちが、「親が育てない子を里親家庭で育てて欲しい」と主張したとき、家庭虐待で施設に入ってきた施設短期利用者が噛みついてきた。虐待された家庭を整理しきれず、虐待親への気持ちも混乱している彼(女)らは、養護施設で「救われた」と思いたいがために、そして、施設で、小さい子相手に虐待家庭を再現した後ろめたさかをごまかすために、養護施設を肯定しようとしていたの。

SANY0645
 
 でも、その方たちのメインテーマは「家庭虐待」であり、虐待した親との関係だから、いずれ消えていった。小さい子を殴り、レイプし、支配することで取り戻したパワー感覚を武器に、親との対決、停戦、和解に向かっていったと思うの…

SANY0641
 
 家庭虐待の子にも支配され、さらに取り残された要養護児たちは、気がついたら、施設を出て、家庭を知らないことを今更ながらに知って、この社会に一人たたずんでいる。
 この臨床心理学の研究者の目にも、親から捨てられた子は入らず、家庭虐待から施設に入った子にしか向かっていない。

SANY0635
 
 家庭虐待の子の愛着障害は、混乱した愛着、ゆがんだ愛情表現、支配・被支配の関係性、整理できない複雑な情が絡んでいる。捨てられて愛着なく育った子とは、問題の存在が違う。
 でも、反応性愛着障害というキーワードが正しく理解されていないから、虐待家庭の「間違った愛着」の問題にすり替えられていく。

SANY0656

 「ゆがんでいてもある」ことと、「そもそも存在しない」ことと、その違いを正しく理解できる研究者が少ないと思う。
 
 虐待を受けた子と捨てられた子とでは、そもそも抱える課題が違うのだから、回復の手法も違う。Wolfさんの言葉が今になって心に響く。
 
 愛着がなければ始まらない
 
 そう、要養護児が養護施設で受けた様々な暴力、性暴力、情緒的暴力を癒すにも、愛着ある相手がいなければ、癒すことができない。
 虐待を含め、PTSDの治療は、愛着ある相手がいてこそ、取りかかることができるのだと思う。一人で向き合うには厳しい過去を、心に思う人がいることで乗り越えられる。人は、心に思う人がいてこそ、この過酷な人生を生き延びることができると思うの。でなければ、いつか力尽きると思うの…

SANY0650
 
 あたしは、Leiちゃん、Wolfさんという Soul Mate を見つけたから、生きることへの希望が持てたの。一人でも生きていけると思っていたけど、誰もいないということは、いつ死んでもいいということでもあると気づいたの。「いつ死んでもいい」とつぶやきながら生きていたし…
 
 人は 一人でも 生きていける
 
 でも、
 
 人は 一人で生きては いけないんだ


The person can live alone.
but,
The person must not choose to live alone.
 
 とのSoulMateのShout(魂の叫び)を胸にしまいながら、あたしは生きているの。

SANY0648

comment form


管理者にだけメッセージを送る

comment

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです


 おはよう、Maria。いつも思うけれどほれぼれする記事ね。明晰な頭脳全開の記事を心から感謝、ありがとう。

 遺棄児童も育児放棄児童も要養護児童は施設長期入所という子捨てをされている。わたしはこの要養護児童という言葉も実は孤児をごまかした言葉だと思ってる。

 わたしは捨てられたという事に気付きにくいのも、施設へ入れておいて再婚した生物学的親への幻想が止まらないのも孤児としてのアイディンティティ??を持てなかった事に由来すると思ってる。そんな親は子どもが訪ねて来ても困るだけ。

 里親家庭が必要なのは孤児なのだから、この親から捨てられた子たちに家庭を、たった一人の絆相手をと、これからも発信続けたいと思う。

 

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

家庭から来た子たちの極度に低い自己肯定感の取り戻し方(推測)

養護施設にいる間の問題 関連記事 「家庭から持ち込まれた施設内での虐待の連鎖」と「施設内暴力環境」と子どもたち   養護施設の要養護の子たちは、自分に評価を与えずそのまま生きていた。*1でも自己肯定感の極端に
初めての方へのご挨拶

告知バナー
検索ぷらす
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カウンター

from 2006/12/13/wed
total
yesterday
today

online guest:

Counter素材 

親が育てられない子に里親家庭を
Mariaの読書メーター
☆Mariaの読書メーター(編集中)

☆Mariaの最近読んだ本(編集中) Mariaの最近読んだ本
ブックマーク
 ← 全表示 Diigo ブックマーク 

Diigo ブックマーク 

 ←webで見つけたpdf資料



★被ブックマーク数

この日記のはてなブックマーク数

ページビューランキング
ブログパーツ
Google News(新着記事)
養護施設、乳児院、里親関連新着記事

新記事&コメント&トラバ
テリトリー内リンク集
必ず行く場所のLink集よ
施設の関連本(むかつく本含)
Frickr-photo

www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos from maria-soul. Make your own badge here.

あたし達の主張&共同管理よ

共同管理してます 里親さん応援サイト

時々webのお手伝い


わたし達の主張です 養護施設を家族・家庭と呼ばないで
STOP!犬猫「里親」名称

協賛しています
生活保護削減反対

どこの中の人?

あなたは何処から来たの?

シセツっ子川柳

☆Mariaのシセツっ子川柳
うたた寝中のちびまり

RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。