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2007-08-23(Thu)

いつも負けてばかり…

 シセツのあたしは、小さい頃から、家庭の子たちと争って、勝ったためしがないの。
 家庭の子たちから、「シセツ、シセツ」とはやし立てられ、学校でどんないじめられても、手を出したら負けだった。親が学校や施設に乗り込んできて、「シセツの子は、なんて乱暴なんだ」と怒鳴り散らす。
 
 「相手が最初に手を出した」とか、
 「みんなで囲んで罵った」とか、
 「石を投げた来た」とか、
 どんな説明しても、職員は守ってくれない。
家庭の子が怪我をしたら、それがどんなかすり傷でも、あたしが悪いことになった。

 あたしは、グッと歯を食いしばる。
 あの子のことを思い出しながら…
 頭を下げる。
 
 頭を下げながら、
  
 あたしは悪くない…
 相手が先に罵ってきた、
 相手が先にこづいてきた、
 相手が先に叩いてきた…
 
 そう心の中でつぶやく。

 でも、悪いのはシセツの子。

 そばで見ていた子がいても同じ。
 家庭の子で、仲良くしている子もいた。
 「あんた、最初からそばで見ていたでしょ。説明してよ」
 
 でも、家庭の子は、決してシセツの子の味方にはならない。
 いつもいじめる側に回る。
 いじめなくても、知らんふりをする。
 
 だから、あたしは、「あいつとあたしとどっちをとるの」なんて言ったこともない。そんなの、分かり切ったことだから。家庭の子は、結局家庭の子を選ぶ。そんなのをさんざん見てきた。だから、シセツの子の味方をする家庭育ちなんていると思わない。
 
 あたしは、一人でいるのが好きだから、自分から人にちょっかいを出したことはない。いつも、売られたケンカだった。
 だけど、いつも悪いのは、シセツの子であるあたしだった。
 
 理屈が正しくても、
 声が大きい方が勝つ、
 泣き叫んだ方が勝つ…
 親が出てきた方が勝つ、
 
 そんなことは、シセツでは分かり切っていた。
 だから、
 家庭の子には手を出すな
 これが、シセツの掟だった
  

 あるシセツの中学生男子のこと。
 いつもは、女子や小さい子を殴ったり、いじめていた。
 
 だけど、小学生のあの子が家庭の子たちにやられたとき、家庭の子を殴りにいった。あの子は、下着に血が付いていたけど、何が起きたのか判らなかった。何をされたのか言えなかった。
 あの子をやった家庭の子たちを、一人で殴り込みに行ったみたい。近所の人が警察を呼んだ。中学生は、教護院に行った。教護院に行く前に、職員にボロボロになるまで殴られた。子どもたちの前で…  家庭の子をケガさせた見せしめだった。
 
 シセツから教護院に行く日、あの子は学校をさぼって、園庭の倉庫に隠れていた。児相(たぶん)の車に乗り込む時、彼は、あたりをぐるりと見渡した。倉庫の陰からのぞいていたあの子に気付いたのかどうか判らない。
 きびすを返し、車に乗り込んだ。
 あの子は、「ごめんなさい」とつぶやきながら、車が門を出て行くのを見送った。

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悪いことをしたら行くのは養護施設ではなく…

 中一の名無しさん、書き込むときは、実名でなくていいからハンドル名という愛称みたいなものを書いてくださいね。

 さて、養護施設は親が育てられない子どもや虐待を受けた子どもが行く場所なの。

 あなたは、警察まで関わっているとなると「虞犯(ぐはん)」のようだけど、養護施設は、罪を償う場所でもないの。虞犯の子は、自立支援施設(旧教護院)に行くのが筋なのよ。

 ただ、最初は養護施設で更正するか様子を見て、ダメだったら自立支援施設、次は少年院と順番になっているのも現実。

 ま、養護施設で親のいない子の厳しい現実を知れば、甘ったれた感覚も減るでしょうね。
 昔と違って、職員が子どもを殴ったら、児相や警察に駆け込むことも出来るし、騒げばなんとかなるかも知れないわね。

 養護施設の虐待が問題になったのは、家庭から来る子が増え、その親たちが騒ぐようになったからなの。それまでは、殴る蹴るは日常茶飯事。

 行くのがイヤなら、イヤと言い続ければいいのよ。犯罪を犯せば、イヤでも自立支援施設や少年院に行くけど、養護施設に入るのは、親の同意が必要なの。
 親がかばわないのなら、親子の縁を切ると詰め寄ればいい。ま、親子でなくなれば、行くのは施設か里親しかないから、同じことかも知れないけど…

 コメントからは、甘ったれた印象を受けるけど、自分を見つめ直すいい機会だと思うわ。自分の行動を振り返り、とことん悩み、考えなさいね。
 そして、その結果を自分で受け止めなさいね。それが、一人で生きるということなの。

うちもうすぐ施設行くんです。
はっきり言って行きたくありません。学校や警察に行けと言われて、親はかばってはくれません。
かばってくれっるのは友達です。けど友達と言っても私と同い年の中学一年生の子供です。大人は相手にしてくれません。
だからこれはきっと私に罪を償いをしろと神が行ってるのでしょうか?

ごめんなさい。

今は里親になれるような人間ではありませんが、
守る人がいない子どもで憂さ晴らしをするような人間を育てないように
努力したいと思います。
そして、頭から相手が悪いと決め付ける親にもならないようにします。

泣く子には勝てないし(子どもの頃に、泣いたから勝ったという経験はないのだろうと思いますが…)、
できるものなら悲しい気持ちが減ってくれればと願います。
けれど、影響を受けたり素敵だと思ったりするのは、泣く子ではないです。

# 的外れかもしれません…。
# お返事はいりません。どうか無理をなさらないでくださいね。

私は以前、教護院で働いていました。
教護院には養護施設から入ってくる子もいます。
養護施設の対応には、いろいろ不満もありました。
それは養護施設が「施設の評判」を気にするあまり子供を二の次にしている印象を受けたことが多かったからです…。
そして、教護院での生活が落ち着いた子は、教護院を出て行きます。自宅に帰る子もいれば、養護施設に入って行く子も…。
教護院は、子供にとっては養護施設以上に強制的に入らされる施設です。脱走を試みる子もあとを絶ちません。誰も好きでそこに来たわけではない。
でも、ある中学生の女の子が、養護施設に行く前に泣きながら言いました。
「ずっとここにいたい。ほかの施設には行きたくない」
2年近く過ごした教護院に、彼女は、合格点をくれたのでしょうか。

守秘義務があるので詳しくは言えませんが、私は、誇れるほど素晴らしくはなくとも、子供が暮らせる場所を作ることができていた、と思っています。
私は3度、子供から暴力を受けました。1度目は木刀で殴られ、二度目は竹刀で殴られ、3度目は素手(ゲンコツ)で。でも1度だって体罰で返したことはありません。
私は私なりにまじめに努力したつもりです。

養護施設については分からないけれど
私の働いていた教護院は子供にとってそんなにひどい場所ではなかったと信じたい。
私は上司に、「先生と生徒の間のけじめをつけろ」と怒られながら
生徒にため口をきかせて、一緒に肩を組んで遊んでた。
私はとにかく、自分が生徒に対して素直に本音で接したら
生徒も私に本音を言ってくれると思って…。

できることなら、今、大人になったあの子達に会いたい。
そして、「うちの施設(教護院)はどうだったか?」って
本当の気持ちを教えてもらいたい。

施設の厳しさが伝わってきました。

僕は昔、家庭の虐待があまりにひどい方に(親に殺されかねない状態)、辛くとも施設の方がいいかもと申し上げました。
ただ施設も厳しいとは付け加えましたが。

本当に厳しいなとMariaさんのブログからつくづく思いました。

子供達の碑には胸が塞がれる思いがしました。
日本でも里親がもっと広まらなければという認識を持つことが出来ました。

僕は神様は、最もこの世で悲しんでいる方を最初に目をとめると確信しています。

イエスのように。

神様の微笑みが全ての子供にありますようにと願わざるをえませんでした。

では、失礼致します。

拝読しました。胸が痛くなりましたが、ぜひ書き続けてください。拍手を差し上げるような中身ではないので、コメントさせていただきました。(HNが胡散臭いかもしれませんが事実です)
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