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2007-10-26(Fri)

日向ぼっこの専門委員会発言を読んで

 以前、日向ぼっこの意見書について、Edwardさんの意見書(正しくは施設内虐待を許さない会)との比較で記事を書いたの。
2007.10.01 二つの意見書を読んだ雑感(中間レポート)

>社会的養護の下で生活した人の中には集団を恐れ、
>日の当たる場所に出ることに恐怖を感じているなど、
>声にならない声を持っている人もたくさんいます。
>「日向ぼっこ」が当事者の意見のすべてではない
>ことに皆さんに事前にお伝えした上で、今後政策
>決定に当事者の声が反映されるよう、その道を切り
>開くべく、社会的養護の当事者として今回の
>「中間とりまとめ」に対する意見をこれから
>示させていただきます。

 まあ、ここはいいのよ。Edwardさんが代表に話したと聞いたから、

>私たち「日向ぼっこ」はまだ1 年半ですけれども、活動
>を通じて、養護施設に限って施設生活は改善・充実してい
>て、インケア中の子どもたちが施設に対して不満を持って
>いるということは少なくなっているのではないかと感じて
>います。

 ところが、のっけから、「養護施設に限って施設生活は改善・充実していて、インケア中の子どもたちが施設に対して不満を持っているということは少なくなっている」と、いっているの。

 Edward意見書では、施設内虐待の状況として、
2)施設内虐待の状況
 平成7年12月、福岡県の福岡育児院の子どもたちが体罰を訴えて、それをマスコミが取り上げるようになってから、児童養護施設における児童虐待は社会に知られるようになった。
 それ以前も、職員の暴力・性暴力を訴えた子どもはいたが、「大人の関心を求めるために嘘をつく」「虚言癖がある」などとされ、なかなか信じてもらえない状況にあった。
 平成8年4月、千葉県の恩寵園の子どもたち13名が集団脱走し、園長の虐待を訴え、テレビが放送し、他のマスコミも継続的に取り上げたことで、さらに知られるようになった。しかし、依然として社会の関心は低く、虐待するのは特別な施設と思われていた。
 平成11年9月、神奈川県の児童養護施設「鎌倉保育園」の児童虐待に対して、児童養護施設では初めての改善勧告が出された。
 その後は、次々と改善勧告や改善命令が出されるようになり、平成19年3月末現在、当会が把握しているだけで、8年間で約26か所の施設に対して改善勧告等が出されている。これは、日本の養護施設の4.7%に当たる。
 また、改善勧告等が出されないまでも、施設内人権侵害が発覚した児童養護施設は72ヶ所を上回り、これは日本の養護施設の13.6%(1割以上)に当たる。
 ※別紙資料参照
 そして、施設内虐待の増加(表面化)を受けて、平成18年10月6日、厚生労働省が「児童福祉施設における施設内虐待の防止について」と題した通達を出し、その中で「施設内虐待」を公式な言葉として使い、専門委員会でも、検討課題の一つとして議題にあがっている。

と、施設内虐待の表面化が増えている現状を、新聞記事などの具体的資料で説明をしているの。なのに、この方は、平気でこんな発言をするの。Edwardさんがカウンターレポートを出す気持ちがよく分かるの。

>しかし退所後、抱える生きづらさが大き過ぎるが
>故、その原因が施設で育ったことと必要以上に結び付けら
>れてしまっている現状を感じています。一般の家庭がパー
>フェクトではないように、施設もどの子どもにとってパー
>フェクトになることは難しいと思います。

 ここは、Leiちゃんも他の方もカチンと来ているみたいで、意見を述べているけど、あたしも、ものすごく頭に来ている。
 養護施設でしか育たないあたしが、それも、施設内で集団リンチやレイプを受けたあたしが、社会に出てからの行きづらさどころか、社会的スキルのまったくのなさを、施設だけで育ったことを原因として考えているときに、退所後、抱える生きづらさが大き過ぎるが故、その原因が施設で育ったことと必要以上に結び付けられてしまっている現状と言われてしまう。
 じゃあ何? 「施設で育ったことに必要以上に結びつける」のでなければ、どの程度の結びつけならいいの? そして、「施設で育ったことに結びつけられない」部分は、どこに結びつければいいの? 

 あたしの無能力さ? 
 勉強は出来るけど、社会常識を知らない無知さ?
 テストで100点とるけど、大人に対する礼節を知らないこと?
 
>改善するべきは、
>社会的養護の対象だった人たちが措置解除後に、必要以上
>に孤立感や生きづらさを感じないように済むようにするこ
>とだと思います。

 そのとおりよ。
 自分だけの大人が居ない。気軽に相談できるほど信頼できる大人がいない。施設職員しか大人を知らない世界で生きてきて、たったの一人で社会に出て、一人きりで生きていくあたしに、「必要以上孤立感や行きづらさを感じない」とはどういうこと?
 どの程度なら「必要な孤独感」なの?
 自分だけの信頼できる大人を持たない施設全部育ちの中卒女子にとって、なにが必要だと言うのかしら?

>その実現には社会的養護の対象だった人、
>要するに当事者が何に傷付き、何に絶望しているかを知っ
>てもらう必要があると感じています。

 あたしは、あなたのブログにもトラバしたし、コメントも書いた。そして、私たちの絶望について、誰も関わる大人がいない孤独について書いてきた。なのに、養護施設万歳のあなたは、それを知ろうとせず、無視をしてきた。

>しかし、そのささいなことがないがしろに
>されてしまうことが差別や偏見の何よりの原因であり、そ
>れが当事者たちの孤立や生きづらさにつながっています。

そうね、あなたのまさにしていることだわ。

>「虐待の世代間連鎖」に関して、中にはこの表現そ
>のものが虐待の世代間連鎖論を支持するととらえる人もい
>るのではないでしょうか。「虐待の世代間連鎖」が「被虐待
>児は長じて虐待をする」「虐待者はかつての被虐待児であ
>る」という単線的な言説を通じて、マスコミなどによる相
>乗効果もあり世情に流布されていますが、こうした言説が
>被虐待児へのエンパワーメントにつながらないことは自明
>であります。

 なにこれ?
 「虐待の世代間連鎖」と言われると、被虐待児が傷つくってこと? 虐待の世代間連鎖どころか、虐待を受けた人が犯罪者になるリスクが高いのは、さまざまな研究から明らかになっているのよ。「世情に流布」と、まるで、嘘を流しているかの物言いは、承伏できないわ。「流布」というのなら、根拠がないことを証明するのが先決でしょう?

>虐待を受けた人が子育てに苦労し自分自身
>も虐待行為をしてしまう現状があるのは事実であり、この
>痛ましい現状を報告書などに盛り込む必要性を感じている
>人は当事者の中にもいます。改善すべきは、その人自身が
>被虐待児であることに必要以上にとらわれなければならな
>い現状があるということです。

 ていうかさ、日向ぼっこに子育てをしている人がいるのかしら?
 そして、その人の意見を代表しているのかしら? 「その人自身」っていうけど、あなたがその年上の子育てに苦労している方を分析して語る程、知識や経験があるのかしら?

>「虐待」という言葉はセンセ
>ーショナルでスティグマティックな響きが感じられます。
>「不適切な関わり」「マルトリートメント」などの表記も考
>えられないでしょうか。「虐待」に限定せず、同じく連鎖性
>のある「『社会的養護』の世代間連鎖」もしくは「養護の再
>生産」といった表現に変更するのはどうでしょうか。

 ようするに、自分が「虐待」と聞いて不快だから、表現を変えて欲しいと言うわけね。「児童虐待防止法」ではなく、「児童にたいする不適切な関わり防止法」とか、「施設内虐待」ではなく「施設内マルトリートメント」と変えろという訳ね。バカみたい。

>特別な専門的ケアを
>受けることで子ども自身が「自分は病気」ととらえる弊害
>がないか、疑問が生じます。

 病気になったら医者にかかるのが当然なように、トラウマを持った子どもは、「特別な専門的ケア」を受けるべきなの。「自分は(虐待の後遺症で)病気」になったと正しき認識しなければ、虐待から正しく回復しないし、回復しなければ、虐待の世代間連鎖をしてしまうの。病識は必要なのよ。

>「児童養護施設職員による虐待
>事件」に関して。児童養護施設における施設内虐待の発生
>は非常に深刻な問題です。しかし一方で、他の社会的養護
>の方法においても虐待事件の発生は十分考えられることか
>ら、児童養護施設だけでなく、社会的養護全体で虐待が発
>生しないための方策が必要です。また家庭的養護において
>も同様のことが言えます。

 ようするに、施設の虐待だけでなく、里親の虐待もチェックしろという訳ね。里親制度をことさらに無視する態度のあなたが、ここでは、チラッと触れるのも、あざとい気がするわね。

>むしろ施設運営管理上の課題にも着目する
>べきではないでしょうか。すなわち、施設の上部組織・意
>思決定機関である法人組織・理事・評議委員会のあり方、
>施設長の資格要件のあいまいさ、不祥事や人権侵害事件を
>発生させた場合の運営管理者の失格要件などにも言及し、
>社会福祉法人の社会的責任の重さやトップの人権感覚、職
>業倫理上の課題にまで踏み込む姿勢が問われているように
>思います。「施設運営の不透明性」という抽象的な指摘では
>不十分な事態が進行しています。

 これは誰の入れ知恵なのかしら? 施設内の虐待すら取り組んでいなあなたが、ここまで語れるのは不思議だわ。
 それに、これでは「施設当事者」というよりも、「施設内虐待当事者」的なコメントだわね。施設内虐待に対抗する職員が書かせたのかしら?

>「治療・専門的ケア機能の強化」。
>治療・専門的ケア機能の強化が医療モデル化の方向へと過
>度に進み過ぎると、専門家依存や薬漬け、医療への囲い込
>み現象が生じてしまうのではないでしょうか。本来的な施
>設養育において蓄積されてきた生活モデルこそ、主とする
>姿勢を忘れないでほしいです。

 精神病院をイメージしているようですけど、どうしてここまで過剰に考えが行くのかしら? 「本来的な施設養育において蓄積されてきた生活モデル」というのは、間違いだわ。施設の「生活モデル」は、社会に通用しない「生活モデル」だもの。

>子どもに
>よっては必ずしも上級学校への進学のみが適切とは限らな
>い場合があります。例えば学校の成績は振るわないが手先
>が器用でいわゆる技能職など「ものつくり職人」などへの
>道が適している場合もあります。

 そんなことは無いわよ。
小さい頃から家庭で大切に育てられれば、ほとんどの子は高校に行く学力は出来るの。里親家庭で育った子は、高校進学は問題ではなく、大学にいくことがメインテーマになっているの。「ものつくり職人」になるのは、高校・大学を卒業してからでもいいの。

>かつて児童養護施設の中卒児童の就職受け入れ先として機
>能していた、住み込みかつ職業指導を兼ねた職親制度、す
>なわち保護受託者制度は利用者の減少などから2004 年12
>月の「児童福祉法」改正時に廃止されてしまいました。こ
>れを再度現代的で新たな職親制度として復活できないでし
>ょうか。

 いいえ、施設を出た後に里親と同じ立場の職親を利用するのではなく、乳幼児期から里親家庭で育てばいいの。
 職親制度が廃止になったのは、中卒の養護施設の子どもには無理な制度だからなの。愛着もなく、大人への信頼感もなく、それこそ、社会的な礼儀や作法も知らない子どもが、いきなり家庭に入ってもうまく行かないのよ。

>仕組みを検討してほしいです。就労や進学だけが自立支援
>ではなく、子どもが社会で自立して生きていくためのサポ
>ートは援助者が子どもと出会った時点から始まるものです。
>その意識は全施設・全援助者共通であってほしいと願いま
>す。

 自立支援は、施設を出た後から始まるのではないの。本来、子ども頃から、日々の生活の中で必要な社会的知識を学び、時期が来たら、少しずつ自立していくの。里親家庭で生活すれば、自立の準備は出来るの。

>次に2 章目の7 ページ6 行目「施設におけるケア単位の
>小規模化の推進方策」。小規模化が絶対的な理想のように掲
>げられています。確かに、子どもにとって一般的な育ちに
>近い養育が保障されるのは望ましいことです。しかし、そ
>の力量を備えた養育者の下で養育されていなければ、子ど
>もから「その通り」という声は聞こえないでしょう。マン
>パワーの向上・標準化の伴わない小規模化は、ただでさえ
>大人優位の児童福祉施設をますます閉鎖的・独善的にさせ
>ると言っても過言ではありません。要するに大切なのは施
>設形態論ではなく援助者の質です。

 あなたは、小規模施設には苦い思いがあるのね。大舎施設の放置の中で、暮らす方が向いているのかしら?
 そもそも、乳児期から里親家庭に行かせてもらえば、小規模施設の問題も関係ないわ。屁理屈っぽい論拠に反論するのも、だんだん面倒くさくなってきたわ。

だから、これで終わりにするわ。

>終わりに、さまざまな意見をさせていただきましたが、
>私たち「日向ぼっこ」も児童養護の当事者団体としてでき
>ることに精一杯努めたいです。10 年、20 年後の社会的養
>護の下、施設で生活する子どもたちの多くが施設での生活
>を負い目に感じることなく、自らの人生を切り開けるよう
>に。

 これについては、別に書いたけど、あたしたちは、10年後、20年後は、養護施設がなくなって欲しい思っているわ。欧米のように、里親制度中心の社会的養護となり、施設が残るとしたら、里親家庭ではケアしきれない重篤な子どもを手厚くケアできる治療施設だけね。
 あたしたちも、Edwardさんも方向性は同じ。
 
 あたしたちは、施設当事者という言葉も、施設出身者の実態をごまかすものだと思っているの。家庭を知らずに、子ども時代の全てを養護施設だけで育ったあたしたちは、「当事者」という言葉で、施設だけで育った過去をごまかしたくない。
 施設に入ることを選択したわけではない。当事者能力のない当事者なんて、ただのごまかしでしかない。
 
 あたしたちは、当事者ですらなかった。
 ものごころついたら、施設にいた。
 そして、措置解除になったら、家庭を知らずに社会に放り出された、
 ただの施設出身者でしかない。

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当市内の三施設は この10年間に すべて職員から子どもに対する暴力で 新聞記事になりましたので、日向ぼっこの意見書は信じにくいです。
>施設内人権侵害が発覚した児童養護施設は72ヶ所を上回り、これは日本の養護施設の13.6%(1割以上)に当たる」とあります>
実際の、と言うか 公表されない侵害は 当然はるかに多いと思います。
たとえば 施設の中で休日に塾(勉強会)が開かれていて、「ただで 教えてやっているのに 不真面目な言動をする」という理由で子どもが勉強の場から引きずり出されるのを見ました。
民間の塾は 親が金を払っているから 生徒が引きずり出される屈辱を受けないで済みます。
理事は 子どもを大事だとは 思っていないようです。
長崎の太陽寮の元施設長は卒園者に性暴力を加えて 訴えられましたが、この事件について当地の施設のある理事は「英雄 色を好むというだけのこと」と言いました。元施設長はこの業界で英雄なのです。

 

デトックス効果抜群な記事ね

 わたしが記事を書くとよく「一週間ぶりのお通じだわ」と言うあなただけど、わたしは一年ぶりのデトックス効果(毒出しダイエット)が感じられた。

 引用するぶぶんがちょっと弱気だったと自分でも反省。もっともっと施設全部育ちの気持ちを言って良いんだと思った。ルサンチマンという言葉はどこか怨念めいていて好きじゃない。

 彼女ひとりに施設育ちの言葉を託して厚生省へ届けるしか方法がないと思い込んでいた。でもあまりにも違いすぎるとは思っていたけど・・・。

 彼女の言葉を読むと焦る、冷や汗が出る、そしてとても不安になる、全然少しも施設主導の社会的養護である事に変わりはない。

 施設じゃなく、家庭で育つ事、それがほんとうに凄い遠く果てない世界だという事を今更ながらに感じた。

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