2008.06/02 [Mon]
News 誰のための施設か
http://mainichi.jp/life/health/akubi/news/20080529ddm013070190000c.html?inb=yt
この記事は、障害児施設の話だけど、養護施設に置き換えても、まったく通用する話なのね。
日本の養護施設は、戦災孤児を収容するために篤志家が作ったものが少なくないけど、初期の目的を果たしたら、今度は、施設の存続と職員の雇用継続のために、子どもを必要としているの。
そして、養護施設は、経営を安定させるために、本来里親家庭に行くべき子どもを奪い、施設に収容している。
0歳から18歳まで、養護施設で子ども時代の全てを育てば、最高で1億2千万円かかるの。
でも、そのお金は、子どものために使われるのではなく、職員の雇用の継続のために使われているの。
子どもたちを、里親家庭に出して欲しい…。
施設職員の幸せのためにではなく、
子どもの幸せのためにお金を使って欲しい…
誰のための施設か
「障害児の親には問題のある人が多い。<養育不能>のケースばかりですよ」。ある児童相談所の職員に言われたことがある。親元での養育が難しいから施設に入れるということなのだが、はじめから親を<養育不能>と決め付けているようで抵抗を感じた。
周囲の無理解から孤立し追い詰められ、疲弊している障害児の親は多い。心身の健康を害したり、夫婦不和になったり、家庭が崩壊したり……。公的支援が不足しているため、やむを得ず仕事をやめて子育てに追われ、その結果、経済的に苦しくなることも珍しくない。そうした背景を全部切り捨てて、あたかも親自身に問題があるかのように言うのはどうか。
「<養育不能>の中には、親に知的障害があるケースも珍しくない」とも言われる。しかし、地域で生活を支える制度を使って立派に子育てしている人もたくさんいる。
この国の障害児福祉の矛盾は、障害児を持った家族がボロボロになるのを放っておいて、<養育不能>の烙印(らくいん)を押してから子どもを施設に収容し、その施設に予算を注いできたことだ。
障害児施設の施設長研修に招かれ、そんな話をした時のことだった。私の話を遮り、会場から怒声が飛んできた。「そんなこと聞きたくない! 最近は入所する子が減っている。どうやって子どもを確保し経営を安定させられるのかを聞きたいんだ」
施設はいったん建設されれば、職員の生活や経営を考えねばならなくなる。世の中から<養育不能>がなくなったら、施設の経営は立ち行かなくなる。【野沢和弘】
毎日新聞 2008年5月29日 東京朝刊
この記事は、障害児施設の話だけど、養護施設に置き換えても、まったく通用する話なのね。
日本の養護施設は、戦災孤児を収容するために篤志家が作ったものが少なくないけど、初期の目的を果たしたら、今度は、施設の存続と職員の雇用継続のために、子どもを必要としているの。
そして、養護施設は、経営を安定させるために、本来里親家庭に行くべき子どもを奪い、施設に収容している。
0歳から18歳まで、養護施設で子ども時代の全てを育てば、最高で1億2千万円かかるの。
でも、そのお金は、子どものために使われるのではなく、職員の雇用の継続のために使われているの。
子どもたちを、里親家庭に出して欲しい…。
施設職員の幸せのためにではなく、
子どもの幸せのためにお金を使って欲しい…
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経営の問題ならば
これは児童関係施設の経営の問題だと思います。
単一の事業だけに頼って組織を運営するのは非常にリスクが高いですし、経営危機における対処法にもゆがみが生じます。
児童関係施設の資産(物的、人的その他含め)の棚卸しをして、その資産をどのように運用していくかを検討し、入所児童の減少した際にどのように収入を確保していくかの設計が必要でしょう。
例えば保育園・幼稚園の経営、放課後児童クラブ・地域子育て支援センターの運営・業務受託、派遣ヘルパー業務の受託などがあげられるかと思います。
思考停止した児童措置要求に安易に応じるのではなく、このような経営指導を自治体が行うべきではないかと思います。