2008.06/07 [Sat]
Books 週刊東洋経済「子ども格差」

先日、Leiちゃんとのお食事会で、Wolfさんから「この週刊誌を読んでご覧」と手渡されたの。
週刊東洋経済「子ども格差」
http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2008/0517/index.html
このままでは日本の未来が危ない※表紙より
今のニッポンには私立小学校受験に350万円もかけてもらえる子どもがいれば、中学3年生になっても九九ができない子どももいる。
生活保護行政のベテラン職員が貧困の世代間連鎖を実証。貧困と低学歴、低年齢出産の関係を明らかにして注目を集めている。「貧困は引き継がれている。この連鎖を断ち切らなければ…」。
想像を超えて広がる子ども格差。その直視から真の政策は生まれる。
そこには、驚くべき子どもの貧困の実態と、貧困の再生産のデータが載っていたの。

養護施設を出て行った子どもが、親になって自分の子どもを養護施設に入る施設二世、そのまた子どもが施設に入る施設三世の話は、よく聞く。
養護施設を出た子どもは、たいてい低学歴で、ろくな家庭のイメージも持てず、社会の底辺で生きていく。
その一方で、
0歳から18歳まで乳児院・養護施設で育つと1億円の税金がかかるの。それでも、高卒で施設を出て行く。(⇒第3回 社会的養護専門委員会への里親としての意見書)
子ども一人に1億円を投入しても、その子どもが納税者にならず、生活保護を受けたり、犯罪を犯し刑務所に入ったりすれば、さらに社会的な経費がかかるの。
いったい、養護施設の子ども一人に使われた1億円は、どこに消えたのかしら?
職員の給料?
この日本という国は、子ども時代の全てを施設で育つことに問題意識も持たずにきたの。
親が育てられない子どもの9割以上が施設に収容されていることは子どもの権利侵害であると、国連子どもの権利委員会からも勧告を受けているの。
日本は、先進国の中で子どもの貧困問題は最下位なの。
子どもを大切にしない国だということは、過去の育ちの中で実感していたけど、それが、数字で裏付けられているの。
子どもを大切に育てず施設に入れっぱなしにし、里親家庭に行かせないのは、貧困の再生産を繰り返しているのね。
親から捨てられ、施設だけで育った子どもは、「将来の貧困」を育てもしない親から強制されているようなものなの。
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