*All archives* |  *Admin*

≪05  2017/06  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  07≫
--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-11-29(Sun)

ファンタジーをはぎ取る身も蓋もない語りに苛立つ人たち…

 もう10年くらい前のこと、がんばれ!養護施設出身者というサイトで、EdwardさんがLeiちゃんの掲示板の書き込みに対してこういっていたの。「Leiさんの語った後には、ぺんぺん草も生えない」と…
 
 その頃のあたしは、インターネットもろくに出来ない状態で、まだ自分が何者か判らず、ましてや、掲示板の攻撃的ともいえる書き込みに尻込みをしている状態だった。
 
 あの当時のLeiちゃんの書き込みは、いまよりも殺伐として、永久凍土の中にいる印象だった。あの頃の文書を知っているあたしは、いまのLeiちゃんの記事は、どこか暖かみのある記事だと思っている。
 それが、一部の施設育ちたちには、苛立つ記事となっているらしいの…
 
 今日、Leiちゃんと電話で話した。あたしはこういったの。「苛立つ連中には、どんどん苛立たせましょうね」って…
 養護施設で育つ多くの子どもたちは、養護施設で育つことの意味を知らずに育っていくの。養護施設に居続けるということは、世の中から不要とされている子どもであるということ。こんな子どもを、唯一必要としてくれるのは、措置費収入の頭数として数える施設長や就職先としての職員だけ。いや、職員はいやになって辞めていくから、職員も子どもは必要ではないの。
 あとは、「下見て暮らす」ために養護施設の子どもを必要とする人や、慈善を施す対象としてかわいそうな子どもを必要とする人たちくらいかしら…
 
 それさえも、措置費が取れる年齢まで。満年齢になったら、施設からも必要とされなくなる。金づるですらなくなる。

 これほど、養護施設の子どもたちの捨てられ切った現実は、本当に身も蓋もない現実なの。
 
 でもね、人は、そんな身も蓋もない子ども時代を送った過去に耐えられないものなのね。捨てられ切った、誰からも必要されなかった子ども時代を受け入れることができないの
 
 だから、子ども時代の自己物語をファンタジー化していく…
 
 曰く、「殴られたおかげで根性がついた」「羊の皮を被った狼として生き延びた」「一人で大勢を相手に戦ってきた」「職員に殴られても意志は曲げなかった」「誰もいないことをいいわけにせず生きる」…
 さまざまに形を変え、過去の惨めだった子ども時代を美化するファンタジーを紡ぎ出していく…

 過去をファンタジーとして美化し、生き延びていくことは悪いことではないし、むしろ生き延びる手段として必要な人もいることは否定しないの。それはそれで勝手にやってちょうだいと思うだけ…
 
 でもね、虐待を受けて入ってこようと、親に捨てられて入ってこようと、養護施設に居続ける子どもたちの現実は、惨め以外の言葉はないの。最近では、「社会的養護」と言い換え、養護施設で育つことを肯定する当事者団体も出てきたけど、里親家庭にも行けない集団収容所生活を送っている子どもたちは、どんな表現をしようとも、大人が必要としていないみじめな子どもという現実には変わりはないの。

 そしてLeiちゃんは、そんな身も蓋もない養護施設の現実を身も蓋もなく語っているの。これが、施設育ちたちの自己ファンタジーを消し去り、施設の子どもたちの捨てられ切った現実の姿を現すの。自分の作ってきたファンタジーとしての自己物語が、Leiちゃんの言葉ではぎ取られていく。
 
 施設で育ったことをファンタジー化し、養護施設で育つことを美化し、思考停止に陥った人たちが、Leiちゃんの語る養護施設の現実に苛立っていくの。一番見たくない現実だから…
 
 だから、あたしは「勝手に苛立たせなさい」というだけ。
 
 Leiちゃんの記事を読んで苛立つのは、苛立つ人の問題。ファンタジーを紡ぎたいのなら、Leiちゃんやあたしのブログに寄らなければいい。
 「過去にはいろいろあったけど、それを乗り越え立派に生きている」というファンタジーを紡ぎ続ければいいの。そのファンタジーを、Leiちゃんやあたしにまで広げようとするから、せっかく作り上げたファンタジーが崩壊するの。
 
 見たくない養護施設の現実を身も蓋もなく書き続けるLeiちゃんのブログにおかしくなり、Leiちゃんに侵入しようとし、撃退された人は過去にもたくさんいた。Leiちゃんが釣ってあたしが叩くと、まるで二人で「美人局(つつもたせ)」をしているなんて、ひどいことをいう人もいた。ホント失礼しちゃう。

 これからも、Leiちゃんとあたしは、捨てられ切った養護施設の子どもたちの身も蓋もない現実を書き続ける。見たくない人は、見ない自由があるの。特に、子ども時代のファンタジーを作り上げた施設育ちは…
 お気をつけあそばせ。

comment form


管理者にだけメッセージを送る

comment

凍土が溶け、氷河が崩落し

 Maria、どうもありがとう。

> あの当時のLeiちゃんの書き込みは、いまよりも殺伐として、永久凍土の中にいる印象だった。あの頃の文書を知っているあたしは、いまのLeiちゃんの記事は、どこか暖かみのある記事だと思っている。
 
 今は温暖化が進み、凍土や氷河に閉じ込められていた過去の病原体やマンモスや、色んなものが出て来ている気がする・・・いえ、私の心理面の話ね。

 守るべき誇りもない、プライドもない、怒りもない、悲しみもない、ないないづくしのその先には、ミモフタもない現実しかなかった。

 ファンタジーの付け入る隙間も無かったように思う。エドワードさんのサイトで書き込んでいた時は、違うHNだったけれど、彼もわたしの発言には色々と驚く事が多かったようだった。

 いつもありがとうね。

No title

施設にはいろいろな施設があって・・・ということを聞きますけれど、しょせん施設は施設です。動物だって、動物園で育った動物が野生に戻っていくのは大変なのに、ましてや社会や家庭から隔離された人間が社会に放り出された後どのように生きていくのかは、その隔離された場所の質を考えても、惨め以外の何者でもありません。
70倍の確率でホームレスになるという人間が曲がりなりにも社会で生きていくためには、他人の70倍の困難に勝たなければいけない、それでもやっと人並みというのが現実なんですね。そんなことができる人はほとんど居ません。だから、「過去を乗り越えて」なんてことは無理だと思います。「過去を引きずって、それでもできるだけ笑って生きていく」ことはできると思いますが・・・。
初めての方へのご挨拶

告知バナー
検索ぷらす
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カウンター

from 2006/12/13/wed
total
yesterday
today

online guest:

Counter素材 

親が育てられない子に里親家庭を
Mariaの読書メーター
☆Mariaの読書メーター(編集中)

☆Mariaの最近読んだ本(編集中) Mariaの最近読んだ本
ブックマーク
 ← 全表示 Diigo ブックマーク 

Diigo ブックマーク 

 ←webで見つけたpdf資料



★被ブックマーク数

この日記のはてなブックマーク数

ページビューランキング
ブログパーツ
Google News(新着記事)
養護施設、乳児院、里親関連新着記事

新記事&コメント&トラバ
テリトリー内リンク集
必ず行く場所のLink集よ
施設の関連本(むかつく本含)
Frickr-photo

www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos from maria-soul. Make your own badge here.

あたし達の主張&共同管理よ

共同管理してます 里親さん応援サイト

時々webのお手伝い


わたし達の主張です 養護施設を家族・家庭と呼ばないで
STOP!犬猫「里親」名称

協賛しています
生活保護削減反対

どこの中の人?

あなたは何処から来たの?

シセツっ子川柳

☆Mariaのシセツっ子川柳
うたた寝中のちびまり

RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。