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2007-04-07(Sat)

最終流刑地で親の罪を償う子どもたち

Leiちゃんの記事を読んで思ったこと
元記事→親の犯罪で子どもが職員から虐待を受けてしまう事

子どもたちの祈りと願いは、だれが聞いてくれるのかしら? 育てられないという大罪を犯した親の罪は、誰が背負わされるの? 子どもたちを救う神様は、どこにいるの?
 ものごころついたら施設にいたあたしには、知らない言葉がたくさんあった。
小さい頃は、むさぼるように絵本を読んで、小学生になったら、子ども向けの本だけでなく、難しい漢字がたくさんある大人の本も、とにかく読んでいた。

 本は、施設に閉ざされ、学校で学ぶ以外のたくさんの情報を与えてくれた。人に気軽にものを聞く習慣のないあたしは、学校の先生にすら、わからないことをわからないと聞けずに、一人立ち往生し、その答えを、懸命に図書室の本で探していた。
 ただ、学校の図書室は、子どもの年齢にあわせた本ばかりで、子どもに似つかわしくない疑問への回答は、与えてくれなかった。
 
 そのひとつが、「差別用語」なの。

ご注意申し上げますわ※ここからは、施設で使われていた差別用語のオンパレードなので、気分が悪くなる方は読まないで下さいね。
狭い枠のなかで、好き勝手にのびていく子どもたち。社会から刈り取られなければいいけど…

 セイシンチキガイガイキチシンショーショーガイチテキブラクヨツチョーセンハンザイシセイジ、…

 これらの単語は、意味もわからず、子どもたちが使っていた。
 一人の子を集団で囲み虐めるとき、「シンショーのくせに」とこづいたり、「シンショー、シンショー」とはやし立てたりしていた。
 本人の体に障害がある場合だけでなく、面会に来る親の体が不自由であったりすると、「シンショー」といわれた。
 
遠くから見ればきれいな世界。子どもたちが助け合って育つ場所と思う人もいる。だけど、傷だらけで、思いやりのもてる子は少ない。子ども同士が喰らいあう場所
 あたしも、女親が精神病院にいることが知られていて、「キチガイ」「ガイキチ」「セイシン」と呼ばれ、はやし立てられた。
 
 職員は、それを見て見ぬふりをしていた。それどころか、暴徒と化した子どもたちのご機嫌をとるように、「まあ、それくらいにしなさい」と、いうのが関の山だった。
 
 さらに、職員自身も、子どもを殴るとき、親のことを持ち出し、「おまえが強情なのは、キチガイの親の血を引いているのか?」「おまえが職員の話を理解できないのは、親と同じセイハクだからか?」と、子どもを罵っていた。

慰問という花見が終わった後の桜の花びらは、社会のゴミとなって、掃き捨てられていく 

 養護施設では、子どもがどんな理由で入ってくるのか、公式な発表はないにもかかわらず、新しい子の入所した理由は、一週間も経つと、子どもみんなに知れ渡っていた。

 職員しか知らないはずの、本来、守秘義務で守られるべき子どもの成育の情報、親の病気や犯罪などの情報が、全然、守られていなかった。

 その伝統は、いまも引き継がれていて、東京都の施設の職員が、施設の子どもたちの様子をHPに書いていて、通報があって、処分を受けたと数年前に教えてくれた人がいた。

社会のよどみにたまり、いつか腐り果てていく。散った桜の花は、何を思うのかしら、朽ち果てながら…

 さて、単語の意味もわからない頃から、カタカナ言葉で差別され、罵られているうちに、その単語の意味がわかってきたり、自分の状況や親の状況がわかるにつれ、少しずつ、差別される存在としての自分に確信を持てなくなるの。
 施設職員は「施設の子どもたちには、自尊感情がない」というけど、そもそも、親に捨てられただけでも自尊を失っているのに、さらに、施設内差別を受け続けて、自尊を保てる子どもの方が少ないの。
 
 あたしは、他の子どもの言葉は一切聞かず、かたくなに、自分の心に閉じこもり、自分の感覚を作り上げてきた。
 集団の中にいながら、心だけは切り離し、一人心を泳がせ、自分の心象世界を作っていた。だから、集団から差別されても、殴られても、まわされても、自分の心だけは保っていられた。

一瞬の脚光をあびた思い出だけで、あとは、散り去り、消え去る施設の子。でも、また、来年は新しい施設の子が花咲く。いつ果てるともなく、散り続ける施設の子どもたち…

 いま思えば、差別する集団の子どもたちは、どこか、怯えた顔をしていた。たぶん、差別する側に回ることで、自分への差別やイジメを逃れていたのだと思う。全ての子が、スネに傷持つ身なのだから、ひょんなことから、差別される側に回ってしまうの。

 あたしに「キチガイ」と罵り続けていた女の子も、あとで親が精神病院に入っていることが知られて、あたしは、怒るよりも悲しくなった。どんな気持ちで、あたしに「キチガイ」って言い続けていたんだろう…
 その子、本当に精神病院に入ったって噂を聞いた…

子どもたちは、いつまで散り続ければいいの?
 
 話はそれるけど、Leiちゃんに絡み続けるAさんは、集団の牽制から逃れることが出来ずに、いまだに施設集団に囚われている気がするの。ある里親さんのブログのゲスブに、「あたしたち仲間よね」みたいな書き込みをして、搦め手でグループに入れていく。施設のイジメ集団の手法から、いまだに逃れることが出来ないのね。
 
 あたしは、施設を出てから、いろんな本を読むにつれ、職場の人の差別話を聞くにつれ、少しずつ、施設で使われていたカタカナ言葉の意味がわかってきた。

 社会でも、たくさんの差別があるけど、差別はいけないといわれているから、公然という人は少ない。
 内輪で集まったとき、ひそひそ声でコソコソと差別するだけ。

 でも、養護施設では、人権教育も行われず、家庭から来た職員が、地域の差別感覚をそのまま持込み、公然と差別を行うの。
 
 社会から差別されている養護施設で、さらなる施設内差別がある。
それが、親が育てられない子どもが育つ、養護施設という場所なの。

出所の日を待ち続けるのね

子どもを育てられないという大罪を犯した親の罪は、
最終流刑地に収監された子どもたちが償うの
親の病気や障害や犯罪、出自の責任まで被って

tag : 差別 児童養護施設 守秘義務

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ヤクザはステータスなの

Leiちゃん、

 親がヤクザの場合は、刑務所に入っていても、ハンザイシャなんて呼ばれないの。上級生たちも一目置くし、ステータスがあがるの。

 親も、いかにもヤクザの格好で面会に来るし、それをカッコイーという男子もいたわ。いま思えば、施設に子どもを入れるのは、ちんぴらヤクザなんだけど…

 職員も、親がヤクザの子は、腫れ物に触るように扱っていたわね。

 これじゃあ、施設を出たら、男子はヤクザ、女子は…、といわれるのもわかるわよね。

 カタカナ文章、全て理解できる。施設に人権・同和教育などをすると寝た子を起こすといわれそうだけれど、掃き溜めみたいな施設で、どちらがマシな背景かを競い合う状況は修羅場という言葉がふさわしい。

 みな、同じスネに傷持つもの同士なのに、同病相哀れむどころか、みな、自分の優位性を保とうと必死。わたしは、自分がヒエラルキーの最下層にいるとしても、何故か自分は、高位に近づきたいと思った。

 その高位のカテゴリは人間的じゃないかもしれないけれど・・・。

 ・・・で、こんな虚無女になっちゃったのはご愛嬌。
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