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2007-04-09(Mon)

乳児院、養護施設の子は3度捨てられる

施設の子は、根っこもないのに、どう育てばいい?

 Leiちゃんの記事「施設の中の無愛着児童は『後追い』しない」を読んで思ったことを書くわね。

「後追い」って、恋の初期状態に似ていないかしら。
あの人のことを思うと、それだけで幸せな気持ちになったり、一緒にいるだけで幸せな気持ちになったり、声を聞いているだけでも満足したり…

 Fall in Love(恋に落ちる)というように、愛着も、ある日突然、愛着のスイッチが入るのだと思うわ。
 というか、養育者が関わり続けていると、ある時間数を過ぎたら、臨界を超えて愛着のスイッチがはいると思うの。
 
 以前、アメリカのHPで attachment disorder について探していたとき、attachmentの形成に関する調査結果のHPを見たことがある。そこには、養育者が○○○回抱き上げ、○○○回ミルクを飲ませ、○○○回声かけをした、○○○回何々をした…、この時点で養育者への愛着が見られた…みたいな、調査結果が出ていたの。
 
 その頃は、自分の問題であるattachment disorder を調べていたから、「へー」と斜め読みして、それっきりだった。いま思えば、ブックマークしておけばよかったと思うわ。
 さて、日本の乳児院について書かれた数少ない書籍に、

書籍 かあさんのにおい → Amazonかあさんのにおい―ある乳児院の光と陰の物語
フォトエッセイ集 (単行本) 石亀 泰郎 (著) 単行本: 255ページ 出版社: 廣済堂出版(1997/09) ISBN-10: 4331506037

がある。

こんな傷を負っても、育てばOK?

 もう絶版になっているけど、昔、sidoさんが紹介してくれた時に、すぐに購入したの。あの頃は、 Stopと一緒にsidoさんの里親ページも、ずっと愛読していた。sidoさんは、乳児院から来た子どものあまりのおかしさに、乳児院を調べるために買ったらしいのね。

 この本には、「後追いさせるのは保母失格」という言葉が出てきて、sidoさんは、掲示板でもずいぶん怒っていた。だけど、当時は、なぜ、怒るのか理解していなかった。
 発達心理学も知らなかったし、子どもがどう育つのか、正しい知識も無かったから。ただ、あたし自身の生きづらさ、人間関係の困難さの原因が、どこにあるのか探っていた時期だったの。
 
 あたしの事を「キカイダーMaria」と、からかう人たちがいて、なぜ、からかわれているのかも理解していなかった。
 いまでも、Leiちゃんの「身も蓋もない」文章の方がしっくり来るし、Leiちゃんのような文章を書きたいと思っている。
 
 だけど、二人で荒野を再現しても、荒涼とした世界を再現するだけだし、Leiちゃんよりも、ちょっぴり情緒が出てきたあたしだから(Leiちゃん、ごめんね)、「押し殺した悲しみ」という隠し味のきいた文書に、怒りというスパイスをほどほどにまぶしたスタイルにした。
 
 あらあら、話がそれたわね。

ただ、出荷を待つの
 
 この本によると、養護施設だけでなく、乳児院でも、乳幼児の頃から、子どもの正常な発達である後追いをさせないの。
 その結果、子どもたちは、完全なる無愛着になっていくの。

 さらに、「乳児院の子どもは二度捨てられている。一度目は、親から捨てられ、2度目は乳児院から養護施設への措置変更で捨てられる」という趣旨の言葉がある。

 でもね、乳児院から養護施設に行った子は、「3度捨てられている」と言えるわね。
 
 措置解除で、養護施設から追い出されたときが「児童養護システムによる子捨ての総仕上げ」と言えるわね。

 
 乳児院、養護施設と育った子は3度捨てられる
 1度目は、実親に捨てられる
 2度目は、乳児院から養護施設に措置変更されることで捨てられる
 3度目は、養護施設から措置解除されることで捨てられる
 これで、システム・ネグレクトは完成する


 でもね、途中から里親家庭に行って里親不調で戻った子や、施設不調で施設を変わった子は、3度だけではなく、何度も捨てられているのね。

本文より
 丸の内警察署が乳児院につれてきた捨て子、通称「丸の内」くん。三歳の措置変更の時に、二人の保母が乳児院から養護施設に連れて行く。

 保母の姿が見えなくて、施設の部屋で泣いている「丸の内」くんを陰からみている保母。

 施設からの帰り道、保母の一人が泣きながら言う。

「置き去りにしたのよ、私たちは…」

「…」

「置き去りにされた子どもなのに、また置き去りにしちゃったのよ!」



 もう一人の保母がいう。

「ばかもん!メソメソするな。プロだろう。子どもを育てるプロだろう」

tag : 愛着障害 ネグレクト 乳児院

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No title

乳児院での養育は非常に良くない影響を子どもに与えるということはいろいろなところで言われますし、海外の論文では古くから施設養育が良くないといわれているようですが、乳児院養育を受けた人でも立派な方がいるようです。
なぜ、そのような人が現れるのか教えてください。

草間吉夫という高萩市長がいます。
インターネットで調べると彼は、生後3目で、乳児院に入り、その後養護施設で18歳になるまで過ごしたと書かれています。驚くことにその後大学院修士課程修了し、松下政経塾に入り、政治家になっています。
普通 乳児の0歳から1歳までを乳児院で過ごすと、愛着障害やいろいろな学習障害 発達障害になることが多いのですが、彼は、なぜ、政治家にまでなることができたのでしょうか?

教えていただけるとありがたいです。

彼は政治家としての力を生かし、 社会養護等にもいろいろ影響を与えているようです。

なぜなのでしょう。
12月2日 彼は筑波で講演します。
ぜひ 聞いてみてください。

(茨城県)日本虐待防止学会 第17回学術集会 茨城大会

特別講演 「ひとりぼっちの私が市長になった(仮)」          草間 吉夫
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