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2007-06-03(Sun)

育てもしない「親」を扶養するの?

育てない人を「親」とは呼びたくないけど、いい呼称がないわね…

 ※この記事では、「生物学的親」のことをBPと呼ぶわね。(BP=Biological Parent)

 決算も終わり、あとは株主総会を待つばかりで余裕が出てきたから、付け焼き刃の法律の話を書くわね。

 Leiちゃんが、扶養届けについて記事を書いているから、法律の観点から、扶養義務扶養義務違反についての記事を書こうと思うわ。
 
 もちろん、違っているところがあったら、遠慮なく指摘してくださいね。高卒認定試験のお勉強のつもりで整理するのだから…
 
 さて、法律には、上位法、下位法の概念があるの。下位法は上位法の規定を超えられないの。もし、下位法と上位法で対立する条文があったとしたら、上位法が優先するの。
 たとえば、児童福祉法と児童福祉法施行令では、児童福祉法が上位法であるの。

 日本国憲法が、この瑞穂の国の最高法規であることは、論を待たないと思うけど、民法と日本国憲法の規定が対立したとしたら、民法は日本国憲法を超えることができないのね。
子どもを捨てたのなら、二度と子どもに関わらないで欲しいわ。

 そして、生活保護について定めた生活保護法も、憲法を超えることはできないし、そもそも、生活保護法の目的は、「日本国憲法第25条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長すること」(第1条)とされているように、憲法の条文を実現するための法律であるのね。

→(参考資料)[生活保護法-Wikipedis]

 ただ、生活保護法では、民法が規定する扶養義務や他の法律が定めるものを優先して行うことになっているの。
 
生活保護法
(保護の補足性)
第四条 保護は、生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あら
ゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件とし
て行われる。
2 民法(明治二十九年法律第八十九号)に定める扶養義務者の扶養及び他の
法律に定める扶助は、すべてこの法律による保護に優先して行われるもの
とする。
3 前二項の規定は、急迫した事由がある場合に、必要な保護を行うことを妨
げるものではない。


 民法では、
 〔親族間の互助の義務〕
第七百三十条 直系血族及び同居の親族は、互に扶け合わなければならない。

第八百七十七条   【 扶養義務者 】
 第一項 直系血族及び兄弟姉妹は、互に扶養をする義務がある。
 第二項 家庭裁判所は、特別の事情があるときは、前項に規定する場合の外、三親等
     内の親族間においても扶養の義務を負わせることができる。
 第三項 前項の規定による審判があつた後事情に変更を生じたときは、家庭裁判所
     は、その審判を取り消すことができる。


 とあるけど、実は、扶養義務違反をしても罰則規定はないの。
子どもを育てずに養護施設に入れるBPは、民法第877条で定める扶養義務者であるけど、扶養義務違反であるにもかかわらず、逮捕もされないし、財産の差し押さえを受けることもないのよ。

#子どもを養護施設に入れっぱなしにするBPが「扶養義務違反」で逮捕されたら、それはそれでおもしろいんだけど…

子どもを施設に入れたBPは「扶養義務違反」で逮捕なんておもしろいかもね…

 さて、福祉事務所が生活保護を行うときは、生活保護法第4条の条文に従って、扶養義務者がいないか探す必要があるの。そして、扶養義務者がいないか、いても、扶養義務者が扶養の意志がないとわかったら、ようやく生活保護を適用することができの。
 
 ようするに、
 「施設に入れっぱなしの扶養義務違反であったBPを扶養する意志はまったくありません」と断ることが、生活保護を申請したBPのためになるの。

 もし、BPを困らせたかったら、役所に「親を扶養します」といえばいい。すると、福祉事務所は、BPが出した生活保護の申請を却下するの。その上で、BPに対しては、扶養をせずに知らん顔をするの。

 これって、「いつか迎えに来るから…」と子どもに期待だけさせて、結局、子ども時代のすべてを施設で過ごさせるBPの手口と一緒ね。

 もっとも、BPに嫌がらせをするほどの思いも怒りも無いから、単純に「扶養の意志なし」と福祉事務所に届ければ、育てもしないBPは、「晴れて」生活保護を受けられるわけ。敵に塩を送るみたいだけど、施設を出て、自分の生活に追われているのに、のしかかってくるBPを撃退するためにも、生活保護を受ける邪魔をしないほうがいいと思うの。

 生活保護は、民法などの扶養義務が行われないときの最後のセーフティネットであるの。
 
 ところで、単に扶養の意志を確認すればいいだけなのに、なぜ、福祉事務所は、少しでも扶養させようとするのかしら…

 それは、生活保護費の縮減は、至上命令であるからなの。だから、あの手この手で、扶養義務者を探し出して、扶養させ、生活保護費を減らそうとする。

 詳しくは、「生活保護」「申請不受理」のキーワードでググって読んでね。

 実は、福祉事務所の生活保護ケースワーカーは、児童福祉司と同じ事務職員なの。ただの事務職が福祉事務所や児童相談所に行くと、ケースワーカーになるの。大学などで福祉を学んだ人が、必ずしもケースワーカーになるわけではないの。
 そんな人は、早く異動したいから、生活保護費縮減のノルマを果たして、希望する部署に異動したいわけ。だから、あの手この手で、時には、恫喝や違法すれすれの言動で、生活保護を受けさせまいとするの。
 
 さて、施設を出たばかりの施設育ちは、福祉事務所の攻撃に、どう対処すればいいのかしら?
 
 もし、BPへの思いがあって、BPを扶養することで共倒れになる覚悟なら、そうすればいいと思うの。

 でもね、自分がまず生き延びるためにも、そして、BPが生活保護をきちんと受けられるためにも、福祉事務所の恫喝には乗らないで、毅然と断ることが大切だと思うのよ。
 
 で、あたしの「扶養(援助)できない理由」を書いたわ。
 
 扶養(援助)できない理由

 私は、ものごころついたら児童養護施設にいました。どうやら、親が民法で定める子どもの扶養義務を果たさずに、養護施設に入れたようです。わたしに民法の扶養義務違反を問うのであれば、まず、子どもを捨てた親の扶養義務違反を先に問題にしてください。

 その親は一度も面会にくることもなく、手紙や電話をすることもなく、私は15歳で措置解除となって施設を出ました。

 ですから、親と言われても、何の感情も湧きません。むしろ、仕事場や近所の人の方が、よほど親よりも親しい関係です。
 また、私は存じませんが、親の父母や兄弟、祖父母も直系の親族ですから、そちらの方への扶養義務の履行を迫るのが、扶養の順位からして先ではないでしょうか。

 いずれにせよ、育てもしない親の扶養をする気持ちは毛頭ありませんので、さっさと生活保護の手続きをして、親が二度と子どもの人生の邪魔をしないようにお願いいたします。

 子どもを扶養せずに養護施設に入れっぱなしの親ですから、「大人の養護施設」というものがあるのであれば、そちらに収容してくださっても結構です。





追記

 実は、あたしを拾ってくれた社長が、生活保護法と民法の条文を調べて、教えてくれたの。
 民法の「扶養義務違反」には罰則規定が無く、BPを扶養しなくても逮捕されず、給料の差し押さえもないと知るだけで、ずいぶんと気持ちが楽になったわ。

 あたしは、たまたま相談できる相手がいたから福祉事務所に毅然と断ることができたけど、そうでなかったら、行方をくらましたと思うわ。
 場所にも、人にも思いがないから、どこで暮らそうと変わらないし…

 育てもしないBPの生活よりも、まず、自分の生活を確立することが優先するの。そして、そのことで後ろめたさを持つ必要はないの。最低限の生活をする権利は、生活保護を申請したBPだけでなく、あたしたち施設育ちにもあるの。

 もっとも、「養護施設最低基準」に従って、施設で最低限の生活をしてきたから、最低限の生活に慣れてしまっているのもあるけど…

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実は、福祉事務所の生活保護ケースワーカーは、児童福祉司と同じ事務職員なの。ただの事務職が福祉事務所や児童福祉事務所に行くと、ケースワーカーになるの。大学などで福祉を学んだ人が、必ずしもケースワーカーになるわけではないの。
 そんな人は、早く異動したいから、生活保護費縮減のノルマを果たして、希望する部署に異動したいわけ。だから、あの手この手で、時には、恫喝や違法すれすれの言動で、生活保護を受けさせまいとするの。


 これ、たしかに聞いたことがある。希望する部署へ行ければまだしも、希望しない事務職員がケースワーカーとして異動してきた日には、事務処理だけで精一杯。

 つまりそういう事情を背景に持った職員を相手に意志を表明するという事なのね。

  わたしの場合は20才を待ち構えてたかのように書類が届いたので、知識もなく困ったのなんのって。

 結局思いがない者同士、うまく行くわけもなく、最後の方は元々狂ってる母親から包丁で刺されて、

 「まあここまでダメなら、離れてもらうしかないわね」程度のノリで、やっといらない責任と義務については何も言われなくなった。

 むしろ、最後の頃はケースワーカーから、

 「あなたも二十才くらいの頃、これくらいの事を言って(これくらいって今ブログで言えてるくらいの内容)くれてれば、もっと早く解決したのにね・・・・」と言われた。

 福祉事務所は、断り方と申請の仕方を教えないなあと改めて思った瞬間だった。自分が勉強するしかない。

 だから、気持ちがなかたったらMariaの言うとおりの意思表明が一番いいと思う。

 下手に真面目に生きようとすると、義務を果たさなきゃと焦るかもしれないけど、冷静になればこちらにはこちらの言い分がちゃんとあり、それは言い訳じゃなくて単なる状況説明になるという事を知ってほしい。

 まあ、いっそ真面目じゃなけりゃ、そんな人知らないよと言い切れたかな?と思った。

 休む間もなく、ありがとう。
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